設 立 趣 旨 書
1 設立趣旨
自分が育った郷土に誇りを持てない子どもは、自分に対する誇りを持つことができないと考えます。自分に対する誇りが持てない子どもは、自分らしくたくましく生きていくことができないと考えます。たくましい洞戸の子どもを育てるには、洞戸に対する誇りを持つことが大切です。
自分が生まれ育った郷土に対するゆるぎない自信を持った子どもを育成するためには、洞戸の自然や環境のすばらしさを、洞戸の子どもに存分に味わわせることがもっとも必要です。また、それと同時に、子どもたちの親の世代にも洞戸の自然や環境のすばらしさを再認識していただき、親子が共に郷土への誇りを持てるような教育の浸透を図ることが重要であると考えます。
美しい自然に恵まれたふるさと洞戸村の中で、自分に対するゆるぎない誇りを持ったたくましい人を育てることができれば、そうした人材は世界中のどこに行っても自分らしく、豊かに生きていくことができると思います。
そのため、世界の中でたくましく生きる洞戸村の人材、すなわち「世界に誇れる洞戸人」を育成することを目的として、今回特定非営利活動法人洞戸村ふるさと塾を設立することといたしました。
2 申請に至るまでの経過
洞戸中学校において、これまで学校課題である「たくましい心と体をもった生徒の育成」に向けて、授業や学校行事、部活動などを通して様々な取り組みを行ってきた。また、そうした取り組みをさらに発展させ、より効果的なものにしようと、地域の人材を活用し、地域をまきこんだ活動を総合学習の中で進めてきた。特に、森林組合の協力による洞戸村の名水「高賀の森水」の名古屋遠征販売の活動はすばらしい成果を得た。
しかし、合併を前に、PTAや青少年育成会議、スポーツ少年団、子ども会などの諸団体が市に一本化され、縦割り組織に統合されつつある。また、これまで学校教育や社会教育の場で多くの支援をいただいていたいろいろな役職をもった人々も少なくなっている。その結果、学校とPTAや青少年育成会議、スポーツ少年団、子ども会などの団体との情報交換が少なくなり、連携した活動がしにくくなりつつある。
そこで、学校職員と地域の人々の間で、今後の洞戸地区の学校課題克服に向けた教育の在り方を考え合う機会をもった。そして、たくましい洞戸の子の育成には、地域の教育力が必要であるということを確認し合った。会を重ねるたびに、地域の教育力を活かすための安定した組織の必要性が話題の中心となってきた。そこで、地域の教育力を最大限に生かしたくましい洞戸の子の育成のためには、洞戸地区の教育を担う確かな組織の存在が必要不可欠であると考え、NPO法人の申請に至った。
平成17年1月27日
特定非営利活動法人 洞戸村ふるさと塾 .
設立代表者 .
住所又は居所 岐阜県武儀郡洞戸村通元寺185番地
氏 名 本田 修 .