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円空記念館 (2007-9-11 22:13:21)
高賀神社のすぐ下に、「洞戸円空記念館」があります。
主に、高賀神社にあった円空仏30体あまりが展示してあり、中には円空が入定を決意した作といわれる「歓喜天像」もあります。
高賀の円空仏は、昭和40年代までは、明治の神仏分離令(廃仏毀釈運動)で高賀神社から外へ
出され、神社より1.5km下流の観音堂へ押し込められていました。
地元古老の話では、夏になると子供たちは、観音堂にある手ごろな円空仏を持ち出し、浮き輪代わりに
高賀川に浮かべて遊んだと言われています。現在は30体ほどしか残っていませんが、昔はもっと多くの円空仏が高賀の郷のあちこちにあったと推察できます。
昭和45年頃、この観音堂の円空仏が盗難に遭い、地元の人たちの必死の思いが通じたのか、東京の古美術商の手から買い戻した事件がありました。 以後、円空仏への関心が高まり、文化財収蔵庫を建設してそこへ円空仏外高賀の仏像群を納め、後に円空をテーマにした記念館(洞戸円空記念館)作って円空仏の保護に努めてます。
一昨年は、関市上之保の観音堂から、十体近くの円空仏が盗難に遭いそのままになっています。
円空仏を盗難し、売り飛ばすなどとはとんでもない罰当たりがいますねネ!
最近は海外での評価が高く、円空仏が現代アートであるとの認識で、是非作者に合いたいとの問い合わせもあるとか、・・・350年も前の作品と思われないのも円空さんのスゴサなのでしょうね。
◆ 洞戸円空記念館
ところ: 関市洞戸高賀1212番地
休館日: 毎週月曜日・祝日の翌日・年末年始(12月29日?1月3日)
開館時間: 前9時?午後4時30分
入場料: 大人 個人200円 小・中学生 無料
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