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神社 (2011-11-5 0:01:10)
11月3日の文化の日、今年で四年連続、高賀神社の秋の大祭に行ってきました。
11月でいつもなら紅葉真っ盛りの高賀の郷ですが、このところの暖かいを通り越した暑い陽気で、紅葉が今ひとつです。
高賀神社のお祭りは、四年に一度 「神幸祭」 が行われ、今年がそのお祭りの年に当たります。
社殿にお祭りしてある「神様」を、四年に一度だけお神輿に乗せて二の鳥居まで行き、そこで巫女の舞い、太鼓の奉納を行うものです。
笙、篳篥、横笛の音が秋の高賀の郷に響き渡ります。
「神幸祭」の行列には、古い形式のお神輿(一説には室町時代のもの)の前後に、木で作った、弓矢や蕪矢、長刀などを持った氏子らが続きます。
これは、今から千数百年前から伝わる 「高賀魔物退治」
伝説にまつわるもので、高賀の郷に居た、先住民、渡来系の人々を都の人々は「魔物」と称して、二度に渡って、都から「鬼退治」にここ高賀の郷へ藤原の武士団が派遣されています。
その退治された「魔物・鬼」=「渡来系先住民」を「甲弓山鬼大王神」称して神として祀り立て、その御
霊を慰めるために、四年に一度おこなわれるお祭りなのです。
霊を慰めるために、四年に一度おこなわれるお祭りなのです。
行列が二の鳥居まで来て、お神輿を降ろし、神輿の前に「鬼の頭」を置いて、その前で巫女の舞いが奉納されます。
以前は、子ども神楽も奉納されていましたが、後継者不足とのことで、最近は行われていません。・・・ちょっと残念ですね。
以前は、子ども神楽も奉納されていましたが、後継者不足とのことで、最近は行われていません。・・・ちょっと残念ですね。
高賀地区は全部で35戸しかなく、人口も100人足らず。巫女の舞いを奉納してくれた子ども達は全員、高賀地区以外からの応援隊です。
最近は高賀の郷へ、海外(ニュージーランド、カナダ)からの移住世帯も数件あって、祭りでは裃を着た外国の方の姿も見えました。
海外の若い人たちが、高賀の自然と文化の良さを理解して、地元のお祭りに参加してくれるのが嬉しいですね。
このあと、高賀山太鼓の奉納があって、最後に「餅まき」も行われましたよ。
高賀の秋の大祭が終ると、駆け足で秋が過ぎ、いよいよ厳しい冬の到来です。
今年は「カメムシ」が多いので、ひょっとすると大雪の年になるかも。
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