RSSセンター
メイン | 簡易ヘッドライン |
十 五 夜 (2008-9-15 0:09:39)
十五夜、今年は天気に恵まれたおかげで、綺麗なお月さまを見ることができました。
昔の日本人は、月見をして楽しむなんて、何とも風情のあることですよね。
それも、十五夜の他に、十六夜、''' 十三夜
'''、十八夜、十九夜・・・二十四夜等々。月見をこよなく愛した日本人の感性には関心させられます。
十五夜の事を''' 「いも名月」
'''とも言いますが、その由来は、昔はお月さまに里芋をお供えしていたそうで、それで「いも名月」の呼び名が付いていたのだそうです。それが江戸時代後期になってから丸い里芋の代わりに米の粉で作った団子に変わったのだとか・・・
我が家の近くに、「十三夜」塔があります。洞戸地区ではここだけにしかなく、岐阜県内でもあまり
ないとのこと。
ないとのこと。
''' 十三夜塔 '''(月待塔とも言う)
もともと十三日の夜、虚空蔵菩薩を本尊として礼拝・勤行した行事で、その供養のしるしに建てられたのが十三夜塔。
また、地域によっては、十三歳になると虚空蔵菩薩に参詣する十三参りも行われていたようで、十三の数字と虚空蔵菩薩信仰が結びついた形となっています。
もともと十三日の夜、虚空蔵菩薩を本尊として礼拝・勤行した行事で、その供養のしるしに建てられたのが十三夜塔。
また、地域によっては、十三歳になると虚空蔵菩薩に参詣する十三参りも行われていたようで、十三の数字と虚空蔵菩薩信仰が結びついた形となっています。
ちなみに、洞戸地区には「高賀山信仰」、その中でも鎌倉期から修験者を中心に信仰が広まったとされる虚空蔵菩薩信仰が隆盛を極めていて、その影響もあったように思われます。
この十三夜塔の直ぐ横には、修験者の開祖と仰がれる「役行者」が祀られています。
''' 「修験者」 '''、''' 「虚空蔵菩薩信仰」 '''、''' 「十三夜塔」
'''、''' 「お月見」
'''と何やらいろんな歴史が絡んできてしまいましたが、あれこれと昔のことを探るのも面白いですよ。
execution time : 0.095 sec