ipad と 過疎地域のまちおこし

今更ながらipadを取り上げてみたいと思います。
ライフスタイルを変えるだろうと言われているipadですが
その可能性について考えてみます。
まず注目したいのはタッチパネルで高齢者でも使い易そうなこと。
次に、何といってもICT機器でありネットの利用が可能なこと。

過疎化での一番の問題は食料品を中心とする生活物資を手に入れる手立てがなくなっていくことだと考えられます。
商圏が狭く商売が成り立たないのなら、通販商品を宅配で届けてもらえたら問題は解消です。午前中に頼んだ商品が午後に届けられるサービスも登場しています。
まったく商店がなくても、例えば公共のネットショップを構築できれば便利なまちが誕生します。どこに住んでも生活に支障がなければ空気も水も綺麗なところがいいに決まってますから人口も増えます。

このアイデアずっと前から考えてたんですが、障害になるのはネットへの接続も含め通販の手続きが繁雑で高齢者には簡単には使いこなせないことです。これネットサロンで実証済。
でもipadならひょっとしていけるかもしれません。

基本的には買物アイコンにタッチして買物を済ませますが、必要なら画面上でオペレーターの顔を見て補助を受けることも可能です。相談もできるので遠隔治療や独居老人の安全確認にも使えます。
地域に一つ顔馴染みの職員が居るネット支援センターがあれば理想的です。もちろんそこが、ある程度の商品が揃う簡易商業施設ならなおいいですね。

地域バスの運行にも使えそうです。
現在、洞戸地域ではデマンドバスを走らせていますが高齢者が音声のみの電話で用件を伝えるのは難しいことです。
ipadなら顔を見て伝えられます。場所の確認も簡単です。
ipadを持った運転手と連携して今どこを走っているかの確認もできます。

無線設備を新たに構築する必要がないからインフラ整備にお金はかかりません。
このxoopsサイトのデータベースを利用すればシステム構築費もかからない。


やらせてもらえないかなぁ。実証実験。。

ipadにそんな機能ないぞ！
と言う声が聞こえて来ましたので補足です。

ipadでオペレータと話すことはSkype等を使えば可能です。
それに、最近発売されたiphone4GにはTV電話機能が付きましたし、ipadにカメラ機能が融合されるのも時間の問題だと考えています。
まだマルチタスク（表示）には対応してないようなので、顔を見て話しながら別の操作というわけには行かないようですが、ライバルのアンドロイドOSが既に対応していることからiOSが対応するのも時間の問題です。

また、確かにxoopsのようなWEBを操作するのには、まだまだ力不足です。しかし時代は確実にクラウドに向かっています。ネットに繋がるipadがクラウド端末になるのは必然です。
あまり知られてませんが、ipadでパソコンをリモートするアプリはもうあります。操作は煩雑ですが工夫すれば何とかなりそう。

でも、こう考えて来ると、実際やりたいことはipadである必要はありません。サーバーに繋がりタッチパネルであればこと足ります。
題名の"ipad と 過疎地域のまちおこし"の意味は、パッド型のネット端末は過疎地域の救世主になり得ますという意味なんです。

結局、言い訳になってしまいました が、ipadに刺激を受けて急速にこの手の端末が増えるでしょうし、携帯通信はこの秋にもブロードバンド通信となるLTEに移行します。　救世主の出現は、すぐそこです。

9月9日付けの岐阜新聞朝刊に、このフォーラムを地で行く記事が、しかも並んで掲載してあったのでここに繋いでおきます。

予想通りハード環境は着々と整って来ています。
地域の高齢者向けサポート態勢（顔馴染みの職員が居るネット買物支援センター）が整えば救世主の降臨。。かな