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バス交通に関する地域懇談会の成果(関市の公共交通を考える)

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通常 バス交通に関する地域懇談会の成果(関市の公共交通を考える)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2008-2-29 9:42
montas  管理人   投稿数: 1286
昨夜開催された洞戸地区での懇談会の報告です。
洞戸事務所の裁量で集められたのは、自治会長や地域審議会委員、高校生の親御さんの代表など40名弱の皆さん。
簡単な関市のバス運行の現状説明のあと5グループに別れ、それぞれに担当の職員がついて今後の地域のバス運行についての見通しを示しながら参加者の要望や考えを集約する形で会が持たれました。

我々のグループには市総務部交通防災課のバス運行担当の職員の方が当たられましたが、専門的な研究に加えて地域内の地理にも詳しく洞戸地域の状況をよく勉強してみえて感心しました。

グループ懇談会に先立って、このスレでも問題にしnonさんにもご指摘を受けましたので、この地域は高齢化率も高く今後確実に増加する運転ができなくなる高齢者ドライバーの代替としての公共交通も念頭に置いて、経費の削減や現状の改善策のみに留まらず市も参加者も意見交換をしてもらうよう発言をしておきましたが
グループ内の話し合いの中で示された、市側の現在想定するこの地域での改善策は、ほぼ我々の理想通り、そんな懸念も吹き飛ばす以下の様な画期的なものでした。

1.地域内中心部に拠点を置き、そこから関市、美濃市、岐阜市方面に基幹運行バスを走らせる。本数も1時間に1本ほどに近づける努力をしニーズに応じて停車場所を絞りこんで直行便に近づけ運行時間の短縮を図る。
2.地域内はデマンド型のタクシー方式で拠点までの搬送とし、コールセンターなどを設置して運行1時間前までの予約制、ワゴンタクシーでの乗り合いで効率化も考える。
3.地域内における運行システムの考案や変更は、住民に身近なNPOなどの組織に委託。
4.タクシー運行自体はタクシー業者と契約を結び、緑ナンバーを利用することで観光客への対応も可能とする。
5.価格は地域内200円、基幹バス200円程度を想定。学生向け定期券や乗り放題券の発行も織り込む。
6.赤字部分は市の持ち出しで助成
7.今後各方面の理解を得て、21年度には本格運行を始めたい。

これって本当に理想型です。実現すれば、これだけ先進的な仕組みは他にないでしょう。
不便で非効率な運行システムの改善を最優先課題とし採算は二の次という現在の市の考え方に基づくもので、これが住民や地域のニーズをスポイルしない我々の考えと合致する改善案となった主因だと思われます。
今後、この方針が変更されないことを願うばかりです。

NPOとしても、採算に惑わされず利用者の増加を図って安心して永続的な地域の利便性の向上や活性化に注力することが可能になります。

浪費ばかりで個人的には何の得にもならないと思われるNPO活動を続けていると、時に、まるでご褒美の様に願いが適って展望が開けたと思われる一瞬があります。
正にそんな瞬間でした。

希望を持って今後の動きに注視したいと思います。



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