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キウイの里、洞戸復興PJ "地域がんばり隊"とは

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なし キウイの里、洞戸復興PJ "地域がんばり隊"とは

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2011-9-7 17:15 | 最終変更
montas  管理人   投稿数: 1286
本PJの中で登場し、新聞でも取り上げられた"地域がんばり隊"ですが、そもそも何なの?と言う声に今回、お応えしようと思
います。具体的には本事業の専従者、庄司くんと平野くんが対外的にそう呼ばれる立場です。
http://ameblo.jp/kiwi-horado/entry-10997574712.html#main
正直、私自身もよく分かってなかったので勉強も兼ねて。。

いろいろ調べてみて理解した誕生までの流れは以下です。

この仕組みは平成20年暮れに発表された国の地域力創造プランに始まります。この中で、都市部から過疎地域へ人材を誘致し定住、定着を図ることで地域力を維持する取組みが提言され、その人材を"地域おこし協力隊"と呼んでいます。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000035202.pdf
総務省の管轄で隊員の給料を含む活動経費の出所は特別交付税、受入れ先は地方自治体、活動内容は地域の活動全般、まぁ地域の便利屋さん的位置づけですね。主に農林水産業の担い手としており、平成21年から開始されました。

同様に予算化されたのが"集落支援員"で、こちらは地域の巡回や目配り点検が主な活動で、地域の実情に詳しい身近な人材を採用するとされています。現在関市では、これを活用して板取地域で2名の方が委嘱されています。

さて、この"地域おこし協力隊"の仕組みを真似て県が平成22年に行なった委託事業が「過疎地域支援大学連携モデル事業」で、大学が事業を受託して雇用した人材を郡上の明宝と飛騨市に派遣し活動状況を分析しました。ここでの人材の呼称が"地域がんばり隊"です。
http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/chiiki-shinko/kaso/kasoshien_daigaku.html
この時、田舎暮らしの体験を正直にブログで発信して注目を集めたのが、名古屋からやって来て明宝で活動したサミーこと安井という女性の方です。
http://www.musublog.jp/blog/ganbaritai33/?entry_id=6947
彼女は本年度から郡上市が過疎対策事業債を活用して引き続き雇用していますが、その呼称を郡上市は"地域おこし応援隊"としています。明宝に2名、和良に1名みえます。

そして今年度、県が前年度の「過疎地域支援大学連携モデル事業」の発展形として、財源に県緊急雇用創出事業臨時特例基金を活用し受入れ先を地域NPOなどとして(県下5地域6団体)展開するのが「過疎地域集落活性化支援モデル事業」で、ふるさと塾も"キウイの里、洞戸復興PJ"として事業提案してこれを受託、事業の専従者として2名を雇用しています。
http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/chiiki-shinko/kaso/kasoshien_model_h23.html
ここで雇用する者も前年を引き継ぎ"地域がんばり隊"と呼ばれています。ただし、都会からの移住者でなくてはならないという縛りはありませんでした。

その他に恵那市が雇用する同様の3名の方がみえ"ふるさと活性化協力隊"という呼称です。

以下は現在、県内で活動する関係の隊員をまとめた県の資料です。
http://www.pref.gifu.lg.jp/kensei-unei/chiji/chiji-kaiken/H23/index.data/230726_3-3.pdf
これらの隊員が一堂に会して情報交換をする場所として「地域の助っ人サミット」の場が県の主催で昨年から設けられており、今年8月2日に古川で開催された第2回目のサミットには、ふるさと塾の隊員も参加しました。

"地域がんばり隊"の定義は、県内過疎地域で地域づくりの活動に従事する雇用者で他地域からヨソモノの視点を持ち込んで地域を活性化させることを期待されている人材ということになるようです。直接の雇用者はNPOや企業等の民間ですが資金提供元は行政で財源は税金ということになります。正規雇用扱いで雇用保険や年金等に加入し給料は毎月支払われますが雇用期間は今年度末までです。

ところで"キウイの里、洞戸復興PJ"の場合、キウイの研修生を"キウイお助け隊"と呼んでいますので更にややこしいですが、"お助け隊"は"がんばり隊"と同義ではありません。
ただし、洞戸の"地域がんばり隊"員はキウイお助け隊のメンバーでもあります。洞戸のキウイづくりをサポートいただける方を我々がキウイお助け隊と呼んでいるのでそういうことになります。混同する人が多いので念のため付け加えておきます。

しかし、同種の雇用者なのに呼称が多すぎて混乱する原因になっていますね。整理しておきます。
国の委託事業: 地域おこし協力隊
県の委託事業: 地域がんばり隊
郡上市の事業: 地域おこし応援隊
恵那市の事業: ふるさと活性化協力隊
集落の目配り巡回に特化して雇用されているのが、集落支援員 
番外ですが、ふるさと塾が実施する事業で毎月募集するキウイ栽培の研修生は、キウイお助け隊

長くなり過ぎてしまいました。
個人的にも整理がついたところで、肝心の"地域がんばり隊"にまつわる誤解や課題、問題点は次の機会にします。
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