美濃乃國 高賀山太鼓
投稿日時 2013-07-31 22:20:11 | カテゴリ: まちづくり委員会活動
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先週の木曜日に開催された、ほらどまちづくり委員会主催の郷土展望講演会に行ってきました。
今回は洞戸の高賀地区で活動を続けている高賀山太鼓のお話を、代表の皆さんから伺いました。 昭和58年に発足した高賀山太鼓は、来年で30周年を迎えます。 関の孫六太鼓保存会の故田中茂雄先生から指導を受けて始まったアマチュア太鼓は、当時は非常に珍しく、太鼓ブームにも乗って、これまで高賀神社の奉納太鼓や文化祭での演奏を中心に、中部未来博、NHKプラザ、東京ドーム、中国北京での演奏などなど多くの活躍の場を得たとのことでした。 講演会の中で、代表者お二人による太鼓の手ほどきもありましたが、その音色は圧巻でした。 音楽の根源が正に身体全体に響き渡るという感覚。わずか数秒の演奏で一堂を唸らせます。 音の高低差を表現できない太鼓では、音の強弱と短長によって音色を表現します。 多くの子どもを指導された経験から、最初は叩けない子も含め誰もが遜色なく演奏できるようになるのが太鼓の魅力でもあるとのことでした。
また、太鼓自身の魅力に加え、任意団体である高賀山太鼓が続けて来られた理由として以下の4点を挙げられました。 どんな活動においても当てはまる非常に示唆的な言葉と感じましたので記します。(括弧内な勝手な意訳です)
・ある程度のスキルに達すると面白くなる。(物事は何でもそうですね。知こそが力です。始めから諦めない。) ・発表の場がある。(モチベーションを維持するには刺激が必要です。) ・和を作る場がある。(何でも話せる環境づくりが信頼と絆を生みます。) ・意欲を持つリーダーの存在(めげないリーダーの存在は必須)
女性や子ども演奏者がたくさん居た時期もありましたが、現在は少子化でメンバーも減っています。 例え一人になっても続けること、高賀山太鼓の灯りを消さないことが重要だととの決意も語られました。
来年、洞戸では新しい多目的ホールがオープンの予定ですので、是非こけら落としと、できれば末長く定期演奏会をお願いできたらと心底思います。
住民の思いが詰まった生の活動を紹介いただけ感銘と力をいただける郷土展望講演会、実に面白い。 否、実に素晴らしい。。
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