独居老人宅の火事

投稿日時 2006-01-11 10:57:46 | カテゴリ: 洞戸の話題

ずいぶん迷いましたが記しておくことにします。
市場地区で元日の夜に火事がありました。家は全焼。80を越えた一人暮らしの男性の方がお亡くなりになりました。消防団員の皆さんの夜通しの捜索で、遺体が発見されたのは翌日の5時ごろでした。

旧関市内や武芸川町でも同様の火事が発生しています。記録的な寒さが主因ではありますが、高齢化社会と核家族化の進展で今後益々こういった危険が増すでしょう。
死神ののターゲットは、まず、生活の不便な辺地に住む高齢者という名の弱者からです。 屋根の雪下ろしができない老人世帯は、不安な日々を過ごすか高いお金を払って雪下ろしを業者に頼むしかありません。
高齢化が一足も二足も急速に進む洞戸地区で、安心と安全を謳う、洞戸村ふるさと塾にどんなことができるのでしょうか。理想をいくら口にしても、現実には日々の生活に追われ、高齢者を守る気配さえありません。
今回の豪雪の中の火事は、平時の備えの重要性と共に、力不足を痛感させられました。

地元にわずかに残された若者では、どうしようもない時代が来ています。今年はもう一度初心に返ってあらゆる方策に知恵を絞らなくてはなりません。
雪の上で燃え上がり崩れ落ちる、お世話になった老人の家を見つめながら、この際、何でもあり、方策にタブーはないとさえ考えました。

全てが手遅れにならない内に、あらゆる手立てを。 私も直に高齢者です。



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