久しぶりに開催された郷土展望講演会に行ってきました。
今回の講師はマリリン・ヤングバードさん。北米ネイティブインディアンの呪術師の家系に生まれ少数民族と女性の権利を守る仕事をするかたわら、スウェットロッジを積極的指導され難病や精神病の治療家としても活躍されている方です。
この講演会で洞戸にも彼女の信望者(?)が何人かみえ、しかも、スウェットロッジが板取で既に6回も行われていることを知りました。<記念すべき第7回目(7は一区切りの重要な数字だそうです)のスウェットロッジは、なんと今月15日に高賀のおりべ庵で開催されるそうです。>
簡易な英語で語られたお話は、人にとって大切なメディスンとは(通訳の方は薬と訳しておられました)から始まり、自然の動植物と歌を介して心を通わせることの素晴らしさなど、自然との共生、一体が人間にいかに大切かということであったと思います。
生で聴くマリリンさんの声は正にヒーリング、会場には不思議なリズムが漂い、ネイティブアメリカンの地と同様の習慣として、へその緒や胎盤を大地に返す習慣が洞戸にもあったことや、獲った魚に言葉を掛けることは自身にも常にありますなどとする感想が次々と聴講者から出され、話し手と聞き手との共鳴が、しかも違う言語の間で自然に生まれていた感覚がありました。
流れるような英語で人間の根源をお話しされる講演に、それを阻害することなく的確に通訳される翻訳者の女性。
世界に繋がる多くの子ども達にこそ是非、聞かせたかったと心底思いました。せっかくの素晴らしい講演会が、今一歩生かされていない現状は主催者側として反省すべき点も多々あると感じます。
いずれにせよ、こんな田舎で講演の機会を作っていただいたマリリンさんと関係者の皆さんに心から感謝申し上げ報告とします。
スウェットロッジ: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B8