まちづくり委員会活動
まちづくり委員会活動 : 第四回郷土展望講演会
24日の夜に本年度4回目の郷土展望講演会に行って来ました。
今回は大野在住の船戸忠幸氏による講演会で、洞戸支配の変遷と題して、年貢記録からみた近中世洞戸(室町〜明治)の目まぐるしく変わった直接の支配者の考察に加え、年貢の区割りの方法から、洞戸地域が洞戸村として、あるいは16の各支村として扱われた時代が交錯した歴史が示されました。
更に年貢が金銭で納められていたこと。その額も江戸時代には六百両余りと高額で、洞戸が多くの豪商が集う財の集積地でもあったこと。などなど非常に興味深いお話が語られました。
当時の資源は炭や紙の自然からの恵みであり、今後の洞戸の復興にも川や山の資源を生かし新たな何かを生み出せないかとの提言で講演は締めくくられましたが、その後の質疑応答では、近世の話題ということもあって、聞き覚えのある人や屋号も飛び出し、いにしえの洞戸に親近感のわく一時を過ごすことができました。
洞戸近世の歴史は我々の世代には身近ですが文献が少なく、これを今の子ども達にどう伝えて行くのかも課題の一つです。
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